鼻閉の治し方

鼻詰まりは、基本的に処置とネブライザーによる治療、内服薬や点鼻薬の処方を組み合わせた外来による通院治療を行います。通常、医師の指示通りに通院して治療を受けても効果が見られない場合は手術を検討しますが、検査により最初から手術以外では改善が見込めないケースであることがわかる場合もあります。また、再発を繰り返すような場合にも、根本的な治療を望まれるのであれば手術をお勧めすることがあります。

アレルギー性鼻炎による肥厚性鼻炎

内服薬

アレルギーの治療薬の抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサンA2薬という、鼻詰まりに効果的な薬が開発されていますので、これを数週間以上、指示通りに飲むことで鼻詰まりがかなり改善するケースが増えています。

点鼻液

一般的にはステロイドの点鼻液を使用します。ステロイドには抵抗を感じる方が多いのですが、ステロイド点鼻液の場合、ほとんど副作用の心配がないといわれています。常用することで鼻詰まりが悪化してしまうのは、血管収縮剤の点鼻液です。

副鼻腔炎による肥厚性鼻炎

内服薬

粘膜が一時的に腫れている場合には、抗炎症剤を内服することで効果が出る場合があります。

点鼻液

一時的に鼻詰まりを解消する必要がある場合には、ステロイドの点鼻液を使用します。ステロイドには炎症を抑える強力な作用があり、ある程度の効果が期待できます。

副鼻腔炎による鼻茸

内服薬

マクロライド系抗生物質、抗炎症剤など副鼻腔炎の内服薬を1~3ヶ月程度服用することで鼻茸が縮小することがあります。ただし、効果には個人差が大きく、ほとんど効果が現れない可能性もあります。

手術

鼻茸だけ切除する場合と、副鼻腔炎の手術と鼻茸切除を同時に行う場合があります。

点鼻液の使いすぎ(薬剤性鼻炎)

血管収縮剤の成分が入った点鼻液は速効性があり、鼻詰まりには目覚ましい効果があります。ただし、常用するとリバウンドにて逆に鼻粘膜が肥厚し、頑固な鼻詰まりを起こしてしまいます。治療は、点鼻液の使用を止めることですが、鼻粘膜の肥厚が高度な場合は、肥厚性鼻炎の手術を検討する必要があります。

妊娠性鼻炎

妊娠中は身体を巡る血液量が増えますが、特に妊娠後期になるとその量はかなり増加しています。鼻の粘膜は多くの部分が毛細血管でできているため、血液量増加によって毛細血管が拡がり、鼻粘膜が腫れるようになります。妊娠中ですのでできるだけ内服薬を使用しない治療を行う必要があります。