鼻閉について

鼻閉とは鼻づまりのことで、すべてが病気によるものではありません。片側の鼻が数時間で左右交代に起こる鼻閉はネーザルサイクルといわれ、生理的現象です。病的な鼻閉は、両側の鼻閉といつも同じ側の鼻がつまっている場合です。
病状については「鼻閉」の中で、最も多い原因となるのがアレルギー性鼻炎に由来するものであります。アレルギーにより鼻粘膜に炎症がおこり、血管が拡張し、腫れを起こします。軽いうちは「ネーザルサイクル」によって、片方ずつが詰まりますが、悪化すると、鼻の両側の下甲介粘膜が腫れて空気の通り道を塞いでしまうのです。
鼻閉を感じる人の中には、鼻閉は「鼻水が詰まっている」と思われているかもしれませんが、実は、鼻水が詰まっているのではなく、鼻の中が腫れてしまっているのです。鼻の穴の奥には、目には見えない鼻閉という闇がうごめいているのです。
鼻づまりの治療としては、処置 ・ ネブライザー(Neb)、内服薬、点鼻液、手術があります。
以上、4種の治療を原因や効き具合に応じて、組み合わせて行っていくことになります。通常、1、2、3は外来で行われる通院治療です。医師の指示通りにきっちりと通院治療をつづけても、2,3ヶ月で効果がみられない場合、手術が必要なのか相談してみていいかもしれません。もちろん、原因によっては、通院治療が全く無駄で最初から手術を考えざるを得ない場合もあります。
通院治療を3ヶ月継続しても効果が実感できない場合には、手術を考えるほうが治療の早道になる可能性があるということですね。
また、アレルギー性鼻炎や高度な慢性副鼻腔炎がベースにあると、薬でいったんは症状が軽くなっても、通院や薬をやめるとまた症状を繰り返すということがおこりがちです。
そのような場合、手術を考える必要が出てきます。